国連ボランティア(UNV)

国連ボランティア(UNV) コンピテンシーベースドインタビュー経験談 (合格)

気がつけば投稿から約1年が経過し、滞在国まで変わっていたあんりです。
書く書く詐欺をしていたUNV受験時のcompetency based interview (コンピテンシーベースドインタビュー)について記憶を掘り起こしながら経験談をシェアしたいと思います。
これが絶対的な正解というわけではもちろんなく、あくまで個人の経験談シェアとなります。

 

Competency Based Interview (CBI)とは

UNV合格までのプロセスでも書いたのですが応募した時点で、ショートリストされたらcompetency based interviewをするので準備しておいてねと連絡がありました。

そもそもcompetency-based interviewとはなんぞやというところですが、行動特性(コンピテンシー)に基づいた面接のことで国連機関ではこの面接が用いられます。
私は「過去の自分の経験(エピソード)を証拠に自分が応募ポジションにふさわしいことをアピールする面接」と理解しています。UN careerでは以下のように述べられています。

Competency based interviews are also called “behavioral interviews” or “criterion based interviews.” Such interviews are based on the concept that past behavior and experience is the best indicator of future performance.

UN careerより引用

Competency Based Interview 対策 経験談

1.情報収集

人生初のCompetency based interview で右も左もわからなかったのでTwitterやネット検索で情報収集しました。そもそもどういう面接なのか、何に気をつけるべきなのか、どのような質問が聞かれるのかをこの作業を通じて明確にしました。

あえてこちらで紹介はしないですが、Twitter (X)で「国連 面接」「competency 面接」等で検索すると猛者の方々の具体的なアドバイスがたくさんありました。

また他に参考にしたウェブサイト等は以下です
UN HR portal PREPARE FOR A COMPETENCY BASED INTERVIEW
UN HR CBI Training for Applicants
UN Volunteer eCampus Competency Based Interview
国連事務局人事担当幹部による CV 面接セミナー資料

2. 対策

ショートリストされると思っていなかったので、competency based interview対策をショートリストの連絡があるまで完全にしていませんでした。
そして提示された2日後の面接まで、仕事をしながらの限られた時間のなか付け焼き刃で以下のことをやりました。
1) 自分が応募しているポジションToR熟読/分析
2) よく聞かれる質問に対応するように過去の自分のいろんな仕事エピソードを書き出す(やり遂げたこと、チームワークを発揮したこと、困難を乗り越えたこと etc. )
3) 自分のToRとエピソードをマッチさせて質問に即して話す練習
4) オンライン英会話で質問リストを渡してランダムに質問してもらい答える練習

4) のオンライン英会話では、講師の出身国を選べたので自分のポジションの国にして英語アクセントや話し方に慣れるようにしました。

時間があれば、国連のcompetency based interview経験者にフィードバックをいただいたり、自分の話している姿を録画したものを分析などしたかったです。

3. 本番/実際聞かれたこと

オンライン面接で、私1人対、面接官5人でした。(UNVから数名と、派遣先組織から数名)
現地のネット環境が良くないため、最初の自己紹介が以外は面接官はビデオオフで私だけビデオオンの状態で面接が進みました。圧迫面接という感じでもなく、とても和やかな歓談というわけではなく一般的な面接という感じでした。一応スーツを着て臨みました。
リードする面接官がいたというより、1

実際聞かれたこと(1年以上前のことなので記憶が少し怪しいですが思い出せるだけ、ニュアンス)
-自己紹介を交えながらの応募動機
-チームワークを発揮した経験?/違う国際的 (CBI面接質問集に載っているような質問)
-応募国における一番のジェンダー問題は何だと思うか(ジェンダー関係のポジション)
-人道支援を行う際に、開発ワーカーが守る必要のある規範にはどのようなものがあるか

 反省/振り返り

終わった後の所感は、2日間の準備期間にしては頑張ったという感じでした。
CBIで聞かれるような質問やポジションに関することで調べて準備をしたものはきちんと答えられたのに対し、開発ワーカーとしての規範等予想外で準備ができていなかったことに対してはしどろもどろになってしまいました。
この経験から面接の準備がいかに重要かわかりましたし、コンピテンシーベースドインタビューで聞かれること以外にも、ToRに出てくることは全て答えられるように準備しておく必要があると思いました。
100%やりきった、というわけではない面接にもかかわらず合格できたのはただ本当に運が良かったのだと思います。

fin.