国連ボランティア(UNV)

国連ボランティア(UNV) 振り返り/感想

完全予想外に始まった国連ボランティア(UNV) 生活ですが短いようで長い任期も数ヶ月前に終わったので感想を書いてみようと思います。
初の国連組織での勤務ということもあり、他の経験と比較することもできず、他の国や他の組織だとおそらく全然違いますしあくまで個人の感想です

私は南部アフリカ某国、某国連組織ローカル事務所にUN Volunteerとして2022年の夏から約1年勤務しました。(なぜこれだけふわっとさせているかというと日本人がそんなにいない国においてここら辺を書くと割と個人が特定できてしまうからです。。。) 初の国連組織勤務、かつ初のアフリカ勤務、いやそれ以前によく考えると初の海外勤務でした。(日本以外の国出身の人と働いたり、英語を用いて働くことは経験あり)

そもそもUNVか大学院進学で迷っていた私(記事)ですが、一言で言うとあのとき大学院でなくUNVという選択をして良かったです!
大学院進学前にUNVを経験したことで専攻も変えましたし、自分の国際協力分野での働き方などを含めた今後の進路(昔は盲目的にとにかく大学院進学後はJPOを意識していた)を考えるきっかけになりました。

国連での仕事を通じて考えた/感じたこと;
-仕事は自分で作っていくもの(常に仕事が降ってくるというわけではない)
-過去やってきた仕事、自分ができることを発揮する場
(OJTで丁寧に仕事を教えてくれるとかではない)
-国際協力における国連の意義とは何かを考える
-インターナショナルとしての自分の意義の再考
(ちなみに国連=国際色豊かな職場という認識でしたが、ローカル事務所だからかインターナショナルスタッフは圧倒的マイノリティでアジア人は私だけという環境でした)
-研修などで常に自分の関心事項を学べる喜び
-部署によって働くこと大きく違う
(地方の田舎出張多い私/Regionalオフィス等への国外出張多い友人同僚)
-自分ができること、苦手なことの再認識

また、国連という組織を除いても、海外、アフリカで働く(アフリカでもいろいろ差はあると思いますが)経験ができたという点でも良い経験だったと感じます。
思えば初出勤がアフリカ感/国連感(?) 満載でした。
迎えにくると言われていたドライバーが30分たってもこず、朝から確認の連絡を送っているものの一切の連絡がつかないので自力でオフィス初出勤。
上司は出張中だと言われて(国連あるあるらしい)、引き継ぎや挨拶等もなく、机も用意されていなかったので適当に空いている席をあてがわれて、PC申請手続きをしてとだけ言われてその方法を知り、書類をもらうために数人を周る。(その後フォローアップするも3週間後にようやく仕事PCを入手。それまではプライベートPC使用)

他にも地方出張の日程が前日に変わったり、当日の朝オフィスで出張なくなったよと言われたり、日本の基準ではあり得ないようなことへの慣れやストレスマネジメント、その中での同僚との協働etc ジェネラルスキルといえばそれまでですが国連というよりもアフリカ勤務を通じて鍛えられたと感じる能力も多数あります。

感想を書き綴っただけとなりましたが、機会があればもう少し深掘りできたらと思います。

fin.